デフかるた20171203版
デフかるたを作ってみた
オリエンテーリングで使用されるコントロール位置説明記号のかるた、通称「デフかるた」を作ってみました。
誰でも作れるように下記のリンク先でデータを公開しているのでダウンロード・印刷して遊んでみてください。
仕様
91mm×55mmの取り札と読み札が各69枚。取り札の表にはコントロール位置説明(デフ)の記号、裏には答えとなるデフの名称、読み札には名称・記号だけでなく定義やJSOM2007 ・JSSOM2007との対応も記載しています。
内容はコントロール位置説明仕様(JSCD2008)準拠です。そのためISOM2017には未対応です。また、D欄(特徴物・特徴部)のデフだけで作ったので、全部で69種類になっています。
作り方
誰でも簡単に作れます。もう手書きは必要ありません。
用意するもの:A4サイズ10面の名刺用紙14枚以上、プリンター、パソコンとか
所要時間:30分くらい
- A4サイズ10面の名刺用紙を14枚以上用意します。マット紙、厚口、両面印刷対応がおススメ。家電量販店などで購入できます。
- 「取り札表」「裏」「読み札」のPDFファイルを上記のリンク先からダウンロードします。
- 名刺用紙7枚に「取り札表」「裏」を両面印刷します。上下を間違わないよう注意してください。さらに別の用紙7枚に「読み札」を印刷します。サイズは100%にするときれいに札の中央に印刷されるかと思います。
- 名刺用紙をミシン目に沿って切り離します。すると取り札と読み札が69枚ずつ出来上がります。ね、簡単でしょう?
出来上がり。結構ボリューミー
(β版なので20171203版とデザインが多少異なります)
遊び方
かるたとして遊びましょう。
つまり読み札に書かれたデフの名称や定義を読み上げて、そのデフ記号が載った取り札を取り合います。
新歓や合宿で盛り上がること間違いなし!
デフかるた大会実施中@夏合宿 pic.twitter.com/k7f4uipkZO
— もえもえ (@moechico_22) 2017年8月19日
簡単だろうと油断してはいけません。「尾根」や「沢」は皆さん承知でしょう。では「露岩」はわかりますか?「岩石地」と「岩石群」の区別がつきますか?「送電線の支柱・鉄塔」なんて見たことありますか?
そう、わかるようで案外難しいのです。
他にも取り札だけ見せてクイズ形式にしたり、読み札を眺めてJSOM2007とJSSOM2007への理解を深めたり、遊び方は無限大です。
ぜひ作ってみてください。遊んでもらえたら作成者としては何より嬉しいです。
メモ
先日11月27日付でIOFからISCD2018が発行されましたね。
New Control Descriptions published : International Orienteering Federation
まだ日本語版が出ておらず、OCADの記号セットが見つけられなかったため今回は対応を断念しました。ISSOMも改訂されるらしいのでいつか更新するかも?
ちなみに
これは「オリエンテーリング Advent Calendar 2017」の3日目の記事です。
「オリエンティア Advent Calendar」の発起人もやっていますので、本家の方もどうぞよろしくお願いします。
追記
名椙OLC、東大OLK、茨大OLD、筑波OLT、KOLCに遊んでいただけたようです。ありがとうございます!
今更ですが、あけましておめでとうございます!
— 茨城大学オリエンテーリング部 (@ibadai_old) 2018年1月17日
新年一回目の活動は残念ながら雨でしたが、デフカルタで盛り上がりました。
今年もよろしくお願いします🙇 pic.twitter.com/Wpq61PakqW
デフかるた開催!
— 筑波大学体育会オリエンテーリング部 (@tsukuba_OL) 2018年1月18日
白熱する戦いに我を忘れて本能むき出し。お手つきのオンパレードに戦いは荒れ模様。結果は1年生に容赦なく攻め込んだデフかるた作者とOBが優勝。経験の差を痛感しました。 pic.twitter.com/iqZx4uXsLr